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Waxから銀の森へ。理想を削り出すということ

新作の鳥のペンダントが完成しました。

今回、私が最も心を砕いたのは、繊細な鳥のモチーフを支える「繋ぎ目」のデザインです。

既製品の中を探し歩いても、どうしても埋まらなかった最後の1ピース。

それなら自らの手で、とワックス(ロウ)を削り、一から形を作りました。

 

写真は、銀に鋳込む前のワックスの状態です。

そして、鋳込んだ鳥のパーツと真珠です。きれいに磨いて足をつて真珠に取り付けます。

 

Waxは、指先に伝わるわずかな感触を頼りに、命を吹き込むように少しずつ削り出していく時間は、私にとって最も贅沢で、その最中は無心になります。

トルグという金具はデザインの力強い主役となります

引いて見た時の繊細な四角のチェーンのライン。

そして寄った時に目に飛び込んでくる、枝パーツの無骨で力強い質感。

どちらも、この作品が持つ欠かせない表情です。

手元には今、新たにエキゾチックなアンティークチェーンが届きました。

手仕事で生み出したパーツたちが、この力強いチェーンと出会い、どんな「お料理」として完成するのか。

理想のパーツを追い求め、自ら削り出すからこそ生まれる「物語」を、これからも大切に紡いでいきたいと思います。