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森の枝に灯る金箔「かぎろい」のピアス

「かぎろい」シリーズについて

*イヤリングとして使用できるコンバージョンタイプ

 

「かぎろい」という日本語は「陽炎」と書きます。

夜明け前の東の空にかすかに生まれる光、あるいは春先にゆらめく陽炎。

特に、冬の冷たい明け方に水蒸気が乱反射して現れる、茜色や薄紫の光は一瞬で消えてしまうほど儚く、それでいて心に深く残る不思議な現象です。

朝の空が金色に輝いたあの日の感動が、ずっと私の中に灯りのように残っています。

そんな折、使われずに廃棄されてしまう真珠の存在を知りました。

あこやの整った美しさしか知らなかった私には衝撃で、

「傷をのぞけば、こんなに美しいのに」と胸の奥がぎゅっとしました。

ロスが生まれてしまうのは仕方がない──そう理解しながらも、どうにか光をもう一度宿せないかと考えていました。

ちょうどその頃、イコン画の練習で手元にあった金箔。

真珠と金箔を並べた瞬間、万葉の世界がふっと立ち上がりました。

真珠は「しらたま」と呼ばれ、古の女性を例え、祈りや贈り物にも使われた特別な存在。

幾つもの風景が胸の中で重なり合い、幻想的な「かぎろい」という名のシリーズが生まれました。

✨森の枝に灯る“かぎろい”のピアスへ

今回ご紹介する森の枝のピアスも、

その「光をすくい取る」というかぎろいの精神を受け継いだ作品です。

枝は、朝の光が最初に触れる場所。

そこに一雫のような真珠(または金箔)が揺れることで、まるで森の奥に小さな灯がともるような佇まいになりました。

 

このピアスは、イヤリング派の方にも楽しんでいただけるよう、

専用のコンバージョン金具をご紹介しています。

耳に挟むだけで落ちにくく、痛くなりにくい仕様。

穴の開いた部分にピアスポスト(0.7mm)がすっと通るだけで、

そのままピアスのような見た目でお使いいただけます。

シンプルなフォルムゆえに、

今回の「森の枝」のラインにも自然に馴染み、

まるでデザインの続きの一部として佇んでくれます。

耳を挟んで装着しますが、違和感なく使い心地もとても良い。イヤーカフにもなります。

コンバージョン:シルバー925  6600円(税込)

ピアス: 淡水真珠 金箔 アクリレートポリマー16500(税込)

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