こんにちは
ベロニック ジュエルズのKeikoです。
今日は、今製作中の真珠の森シリーズのお話です。
初めて「四角い真珠」を見た時に、きれいなうつろう光は夕焼け空、朝焼けの空のように思えました。
ただの宝石素材ではなく、物語の舞台=小さな絵本を作るきっかけとなりました。
小さい頃にすりきれるほど読んだアンデルセン物語やグリム童話、イソップ童話は私の脳みその奥深くに沈んでいましたが、真珠を見た途端にその頃の物語が蘇ってきたのでした。
森や鳥や動物は、それらの物語には必ず登場して人間と関わって、きっと誰もがどこか懐かしく思う通過点だったのではないでしょうか。
そんな中で、最初に登場するのは「鳥🐦⬛」です。
窓辺に来たかわいいヒヨドリを見ながら、スケッチ始めました。頭のボサボサがなんとも愛らしい。
描いているうちに、このシリーズが生まれました。
近くの公園で枝をスケッチし、まとめていきます。
そしてロストワックスで、線をなぞるように形作ります。
ロストワックスができたら、銀に鋳込んで地金にします。そしてそれを磨いてきれいにします。
仕上げて、鳥に金メッキをかけて最後の段階へ。
まだまだ続きます。
あとはバチカン を作ってそのあと、真珠にとりつけます。
バチカン も手作りです。
これより先に鳥を一つ製作しましたが、今製作しているのは異なります。
最終的にどうなるかは私にもわかりません。が、近いうちに出来上がります。
「真珠の空に羽ばたく鳥。
一瞬の光が、物語を呼び覚ます。」