こんにちは
ベロニックジュエルズのKeikoです。
今日は、少し前に開催されたルドン展とネックレスのことを書きたいと思います。
ルドンは「神秘的な対話」という作品で、宗教的な儀式に携わる巫女のような女性が、幻想的な青空と薔薇色の雲を背景にたたずむ様子を描いています。この絵画の、神秘的で夢のような色彩、そして静かで穏やかな雰囲気が、心に残りました。
良い絵画は深い思索があっていつ見ても飽きないもの。私たちが美術館に訪れるのも「日々の暮らしを豊かにする」という気持ちがどこかにあるからではないでしょうか。
今回来日したルドンの作品…、本物に会えて嬉しく大好きであるルドンの絵画から感じられるエッセンスを形にしたくてネックレスにトライしました。
ルドンへのオマージュ
「画家オディロン・ルドン」
その神秘的で幻想的な世界観に、私はいつも心を奪われます。
特に、彼が描いた『神秘的な対話』の、夢のような色彩と静けさは、日々の喧騒を忘れさせてくれるようです。
このネックレスは、そんなルドンの世界を、身につけるジュエリーとして表現したいという想いから生まれました。
絵画とネックレスの調和
ルドンの絵画の特徴と、ネックレスの各パーツを結びつけていきます。
色彩のハーモニー:
「ネックレスに使われた、空のような淡いブルー、そして雲のような優しいピンクやグリーン。これらはまさに、『神秘的な対話』を包み込む、幻想的な空の色からインスピレーションを得ています。
デザインに秘められた想い:
ルドンの絵画に登場する、瞑想的な女性たち。
彼女たちが醸し出す静かな強さと、内なる美しさを、このネックレスのさまざまなビーズの組み合わせを複雑に糸でくくり表現しました。
特別な日の華やかさだけでなく、内なる自分と向き合う静かな時間にも寄り添うデザインだと思います。
「日々の暮らしを豊かにする」というベロニックのコンセプトとの融合:
ルドンの絵画が、見る人の心に静けさと安らぎをもたらすように、このネックレスもまた、身につける人の日常に、小さな『神秘的な対話』を連れてきてくれます。
鏡を見るたび、ふとした瞬間に視界に入るたび、あなたは心の奥底にある静かな世界とつながることができるかもしれません。
作品がもたらす価値を再確認
ルドンの世界観が、わたしの手を通して作品を通して少しでも表現されていたら、、、震えます。
このネックレスは、そういう意味で少し特別です。それは、ルドンが描いた夢の世界への扉であり、あなたの毎日を特別なものに変える、静かなマジックです。この輝きと共に、日々の暮らしに、自分だけの神秘的な時間を見つけていただけたらとても嬉しいです。
素材の説明:
使われているのは、水色🩵がアマゾナイト、アパタイト、カイヤナイト、🩷はローズクォーツ、透明の石は水晶。金箔のパール。ゴールドのポリエステル糸(約2メートルの糸を絡めないように気を使います)
製作の風景: