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【ジュエリーリフォーム】義母様から受け継ぎ、お嬢様へ繋ぐアコヤ真珠の輝き

「義母と買い物に出かけた時に買っていただいた、大切なものなんです」

そう懐かしくお話しくださったお客様の手元には、素晴らしいテリと巻きを湛えた120cmのバロックアコヤ真珠ロングネックレスがありました。

これまでは「二重に巻く」以外に使い道が思いつかず、ご自身のスタイルにも合わないため、長く大切に仕舞い込まれていたそうです。今回のご依頼は、「日常的に使えるように」、そして「いずれはお嬢様へ渡せる、流行に左右されないデザインに」という、想いを繋ぐリフォームでした。

120cmの可能性を形にするまで

実は、私自身「120cmのネックレスをどうしたらよいか」という漠然としたご相談を目にすると、頭の中が一瞬カオスになります(笑)。

選択肢が無限にあるからこそ、お客様が真にお求めになっているものは何か、日常のどのようなシーンで使いたいかを丁寧にカウンセリングします。対話を重ねて理想の形を描き、スタイリングのイメージを共有していく——。このプロセスこそが、リフォームにおいて最も難しく、かつやりがいのある瞬間です。

今回、1本のロングネックレスは、以下の「3つの光」に生まれ変わりました。

用途に合わせて選ぶ「糸」と「ワイヤー」の使い分け

今回のリフォームで私が最もこだわったのは、それぞれのアイテムの「用途」に合わせたお仕立てです。

 

① お嬢様へ:しなやかさが際立つ「42cmショート」

こだわり:数えきれないほど経験してきた「糸仕上げ」を採用しました。糸ならではのしなやかな動きが、フォーマルな場にふさわしい気品ある「揺れ」を生み出します。

 

② ご自身へ:自由自在に楽しむ「70cmロング」

こだわり: 金具(パックボール)の位置を調整して、Y字やロングと表情を変えられます。真珠を動かす機会が多いため、耐久性を重視し、伸びにくい**「ワイヤー」と「特殊ネジ付き金具」**で頑丈に仕上げました。

 

③ 日常に寄り添う:着脱簡単な「ブレスレット」

こだわり: 「簡単に着脱したい」というご要望にお応えし、強力マグネットを採用。万が一の落下を防ぐセーフティーチェーンを添え、安心感と実用性を両立させました。

<Inherit the Light— 光を受け継ぐ>とは。

完成した3点をご覧になり、「こんなに素敵にしてくださり、ありがとうございました」と、心から喜んでいただくことができました。

単に短くするだけでなく、「誰が、どこで、どう使うか」に合わせて最適な仕立てを選ぶこと。それが、ジュエリーを一生ものにする秘訣だと考えます。

大切に保管されていた「思い出の光」が、再び母娘それぞれの日常を彩り始める。そのお手伝いができたことを、心より嬉しく思います。

70センチのパックボール留め具の3way

他にも工夫しだいです。

 

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