こんにちは、ベロニックジュエルズのデザイナー、Keikoです。
日常生活を快適にする、ジュエリーのデザインや宝石のこと、コーディネート、歴史なども発信しています。
今日はネックレスの中の「ラピスラズリ」」とイヤリングの「ラピスラズリ」をブレスレットにするというアクロバティック?なリモデルのお話になります。
受け継ぐジュエリー 「ビジュー・ド・ファミーユ」
*ラピスラズリのブレスレット
大きくて綺麗なラピス。ひんやりしてきます。
石言葉は何かと思えば、「真実」「健康」「幸運」「成功の保証」
素晴らしい言葉が続きますね。
見ていても引き込まれる深みがそれを物語っています。
お預かりのイヤリングですが、周りの飾りも繊細かつ大胆。凝ったものです。今では作れない・・作れないことはないのでしょうが時間がかかって大変です。ビンテージならでは雰囲気があります。
ご依頼としては、お母様のラピスラズリのイヤリングクリップの金具を取り外して、ネックレスビーズのラピスと一緒に新しくブレスレットにできますか?・・・。とのことでした。
初めは難しいかも。と思いましたが、観ているうちに可能性を感じ取り掛かることに。
もともとはこちらです
ネックレスのキューブ&ラウンドのラピスラズリとイヤリングです。
製作の過程
悩ましいのはイヤリングの取り付け方でした。
そして金具部分。外すことはできないので削るしかない。などいろいろと試行錯誤時間を過ごし、
思い切って金具を取るのはお預かりのものなので緊張します。
右のイヤリングは金具を削った箇所で、ここは金箔を施して表面を整えます。
下記の写真は裏から見たところ。
幸いだったのは、イヤリング金具につなげる部品を通す隙間があったことでした。
それによってブレスレットとして形が作ることができ、イヤリングの繊細で大胆な飾りを活かせてよかったです。
ボリュームのあるブレスレットになりました。
まとめ
いつもながら試行錯誤時間は楽しく、お客様のイメージ通りに仕上がることを目指します。
使い心地はどうかと客観的に採点するようにしていますが、さらにお客様にとって良いものになれるようにギリギリまで模索していました。
ラピスラズリはやはり素敵な石です。
ジュエリーに関して、何かお困りのことがおありでしたら何でもご相談ください。 ご相談だけでも何かの参考になれたら、と思っています。ネックレスが切れたり、古いビーズのネックレスがあって何かにしたい、片方のピアス、イヤリングなどいろいろなご相談を日頃承っております。 ブログに書ききれないご相談もたくさんございます。ライン公式アカウント、もしくはホームページからメッセージをお送りくださいね。 |
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