こんにちは、ベロニックジュエルズのデザイナー、Keikoです。
日常生活を快適にする、ジュエリーのデザインや宝石のこと、コーディネート、歴史なども発信しています。
今日は、インカローズというピンク色の石のネックレスについてのお話です。
受け継ぐジュエリー・「ビジュー・ド・ファミーユ」
*インカローズのネックレス
パーツを入れてインカローズのロングネックレスに。
about インカローズ
インカローズは文字通り、WW2の戦争前に、アルゼンチンの13世紀ごろの元々インカ人の鉱山で発見された比較的新しい天然石です。
このピンク色が薄暗い鉱山の坑道で見つかった時は花畑のようだったとのこと。
インカローズは、ギリシャ語でロードクロサイトという鉱物、その色から「薔薇色の石」と呼ばれ、植物好きには嬉しい石ですね。インカローズは、「インカの薔薇」ですね。
見た目は硬そうですが、硬度は3〜4.5で意外に傷つきやすい(硬度はダイヤのような石で傷つくかどうか)ので取り扱いは丁寧に。また割れやすさや酸や水に弱く、紫外線にも弱い。何かと気をつけて取り扱ってください。
石言葉があるそうで、「や情熱的な恋」や「心の癒し」やはり見た目のピンクの印象でしょうね。
透明ピンク色の石はピンクサファイアやトルマリンなどありますが、不透明のピンク色はなかなかない。
縞模様なども個性的。
人気のある石の理由はそういうこともありますね。
硬そうなのに傷つきやすく、取り扱いは丁寧に。そして可愛らしく情熱的。
なんとなくそんなイメージの女性が浮かんできます ✴︎✴︎✴︎
お客様のご要望は、
お母様のお品のインカローズネックレス。
お客様の姪御さんに「お出かけにも普段にも使えるロングネックレスへと、パーツ等を足して形見わけとして変身させてほしい」とのご依頼でした。
姪御さんについて、お話しやお写真から雰囲気を感じとりながら、お客様のご希望も交え、考えていきます。
お優しいお淑やかな方のようにお見受けしました。絵画で言うと、印象派のような爽やかで明るいイメージです。
お預かりしたネックレスは、大きさといいその数といい、ボリューミーでとてもゴージャスです。
軽やかに重みを感じさせないように、水晶も混ぜながら。又、機能面ではお出かけにも普段にも何通りかに使えるようにしたいと思いました。
留め具金具は、クリッカー クラスプにします。
① Y字型にする
② 留める位置を変えて、後ろに金具を置くとO型にもなります。
③ 留め具を前にしますと、
毎回思うことですが、気に入っていただけるのが一番嬉しいです。
ジュエリーに関して、何かお困りのことがおありでしたらご相談ください。
ご相談だけでも何かの参考になれたら、と思っています。ネックレスが切れたり、古いビーズのネックレスがあって何かにしたい、片方のピアス、イヤリングなどいろいろなご相談を承っております。
最後までお読みいただきありがとうございました
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