こんにちは、ベロニックジュエルズのデザイナー、Keikoです。
日常生活を快適にする、ジュエリーのデザインや宝石のこと、コーディネート、歴史なども発信しています。
ネックレスの糸替えやリメイクを頼まれることがよくありますが、今日はコーディネートをもとに長い淡水真珠のネックレスのリメイクについてのお話しです。
コーディネートとしてのネックレスとは
自分の個性を客観的に知りたい
女性は長年の経験で、自分の背の高さやふくよかさ、骨格、首の長さ、ヘアスタイル、などから、自分に似合うスタイルを感じ取って選択していると思わます。
例えば、
「似合う」と思って自分で選ぶ洋服は、
●好みの色が鮮やかかシック
●フリルなどのある柔らかな素材と形
●シンプルなデザインでスムースな素材
●パンツスタイルよりスカートの方が好き・・・など
ついつい手に取るシリーズです。
それで、そう思う潜在的な理由は、
●どちらかと言うと、かわいい系が好きで似合うと思うし、そう言われたこともある
●どちらかと言うと、かっこいい系が好きで似合うと思うし、なんとなく落ち着く
●どちらかと言うと、首が長くて華奢な感じ
●どちらかと言うと、首は長くなくて肉がついている
●どちらかと言うと、ハト胸気味
●どちらかと言うと、目鼻立ちがはっきりしている
●どちらかと言うと、丸顔
など・・・。自然と自分の個性を感じ取っているのでは？と思います。
それは結構な確率で当たっているのです。
でも、それと同時に
●もっと似合うのはどんな色でどんな形だろう
●本当に合っているのかな
●他人から見たらどう見えているのだろう
と、思ったことはありませんか？
○○診断の利用
私の、実際に多くのお客様と対面してきた経験として、洋服を選ぶ基準はパーソナルカラー診断の「春夏秋冬」と骨格診断の「ストレート、ウエーブ、ナチュナル」は実体験で感じられ、私もジュエリーのサイズ感や色合いに参考させていただいています。
ゴールドかシルバーのどちらが似合う？
貴金属の色を決めるのにこのように金色と銀色の布の上に手を置くとよく分かります。
すると布によって肌色の映りが綺麗(血色の良さ）かくすみ（青白い）があるかが目視で感じられます。
これがほとんどの場合、顕著に現れます。ごくたま〜によくわからない方も実はいらっしゃつのですが、でも大体はなるほど〜という結果になるのです。
この逆のパターンもあります。シルバーが似合うと言う方ですね。
思いがけない結果になることもあるので盛り上がることもあります。
今回は真珠ですが、色石もこのことを土台として選ぶこともできます。
ゴールド→ペリドット、ピンクトルマリン、トパーズ、黄水晶など
シルバー系→ アメジスト、ピジョンブラッドのルビー、など
サイズは、ネックレスやピアスの長さを決めるのに、身長や首周りの様子から窺い知れます。
いつもオーダーの場合のお客様の長さを決めるのにこれらの診断は参考になります。
このなが〜い淡水真珠のネックレスをどうにかしたい
お客様とのミーティングで、淡水真珠なので遊び心のあるカジュアルなネックレスの方向性となりました。
お客様の色は、上記の写真のようにゴールドがお肌にしっくり来ます。
金具などはゴールドで進めます。
長さはご希望もあって長短を製作しました。
短い方もチョーカーよりも少し長めの４０センチにいたしました。
お客様からお写真が届きました。雰囲気がソフトで優しい、首周りは華奢.な方なのでジャストサイズのネックレスもお似合いです。
まとめ
特にネックレスは洋服ととても近い存在と思います。
コーディネートを意識したサイズや色味がさらに素敵に見えると思います。どうでしょう？
長さは普段のスタイルに合わせて実際に仕上げの前のフィッティングの段階で決めていきます。
お仕事をされているお客様が素敵に映るように微調整。
お客様が喜んで下さったことが何より励みになります。
ジュエリーに関して、何かお困りのことがおありでしたらご相談ください。
ご相談だけでも何かの参考になれたら、と思っています。ネックレスが切れたり、古いビーズのネックレスがあって何かにしたい、片方のピアス、イヤリングなどいろいろなご相談を承っております。
最後までお読みいただきありがとうございました
