お母様から受け継がれた、大切なダイヤモンドのリング。

「想いが詰まった特別なものだからこそ、引き出しに眠らせておくのではなく、今の私が毎日心地よく身につけられるデザインにしたい」
そんな温かいご思いとともに、ジュエリーリモデルのご相談をいただきました。
フルオーダーとセミオーダー(空枠)、どちらを選ぶ?
受け継いだジュエリーを生まれ変わらせる際、選択肢は大きく分けて2つあります。
フルオーダー:一からデザインを起こし、世界にたった一つの枠を作り上げる方法
セミオーダー(空枠):あらかじめデザインされた規定の型(空枠)を活用する方法
一から作るフルオーダーは、デザインを決定するまでに何度か打ち合わせを重ね、製図を描き、職人へ引き継いで制作を進めるため、納品までに1ヶ月ほどのお時間をいただきます。
フルオーダーはオリジナリティにあふれる特別な仕上がりになりますが、お客様のご希望やご予算、仕上がりのイメージによって最適な選択は異なります。
今回は、たくさんのサンプルや画像をご覧いただきながらじっくりとお話を伺い、お客様の理想にぴったりと寄り添う「空枠」を使ったセミオーダーをご提案いたしました。
「規定の枠」だからこそ必要な、細やかな微調整
「空枠」と聞くと、「既製品に石を留めるだけ」と思われるかもしれません。
しかし、ダイヤモンドの大きさやカットの個体差、輝き方は一つひとつ異なります。規定の枠であっても、ただ載せるだけでは美しく収まらないのです。
石が一番綺麗に見える角度や納まり具合を確かめ、サイズ感の微調整を施しながら、職人とともにお仕立てを進めていきます。
丁寧な打ち合わせと微調整を重ねることで、空枠であってもまるで専用に作られたかのようなしっくりと馴染む着け心地が生まれます。
納品後の嬉しい再会と、形に残す思い出
無事にお仕立てが上がり、お客様にお渡しした際には大変喜んでいただきました。
そして後日お会いしたときのこと。
お客様の指元には、あのリモデルしたダイヤモンドリングがキラリと輝いていました。
「とても気に入っていて、毎日着けているのよ」とお話ししてくださり、作り手として安堵すると同時に、胸がじんわりと温かくなるほどの嬉しさを感じました。

また、今回はお母様が大切にされていた元のリングの姿(Beforeの写真)を画像として残し、思い出として一緒にお渡しいたしました。

大切な思い出はそのまま胸に残し、新しいデザインとなったリングが、これからのお客様の毎日にそっと寄り添い続けることを願っております。
【アイテム詳細】
素材:Platinum 900
石:Diamond 0.28ct

