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真珠ネックレスのリメイクの方法

こんにちは、ベロニックジュエルズのデザイナー、Keikoです。

日常生活を快適にする、ジュエリーのデザインや宝石のこと、コーディネート、歴史なども発信しています。
今日は、先日真珠のネックレスについてご相談がありましたのでそのことについてのお話しです。

パールネックレス の活用法

今回のご相談は、100センチの長さのあこやパールネックレスをお嬢様とお嫁様へ分けて贈りたい。とのこと。
元はご相談者さまのお母様より受け継がれたM社のパール。

昨今、ますます高価で貴重なあこやパールのネックレスですが、普段使いにはフォーマルすぎて、その多くはクローゼットに仕舞われているのではないでしょうか。

そういえば私自身もそういう傾向にあり、”贈るパール”として真剣に考えてみたいと思ったのでした。

お葬儀のジュエリーのマナー

ところで、シンプルな一連のあこやパールのネックレスは、下記のような理由でお葬儀のジュエリーとして使われるようになったそうです。

日本では、現在お葬儀でのジュエリーはパールとジェットのネックレスとイヤリングが正式とされています。。
それは、欧米で「モーニングジュエリー」と言われるものが日本でも洋装での参列の際はこれに倣う、という風習が根付いたようですが、その背景には1965年、イギリスのエリザベス2世がウィンストン・チャーチル元首相の国葬で身につけたことがきっかけと言われています。

それと、パールは「月の雫」とも言われ、しめやかに故人を偲び送るのにふさわしく、また、洋装の正装にはジュエリーが欠かせないことでもあり、
その点においてもパールやジェット(樹木の化石)は華美にはならずファッションというより礼儀としてのジュエリーになったのです。

日本では、シンプルにショートサイズの一連のネックレスと一粒のパールのイヤリングですが、先日のエリザベス女王のお葬儀ではご家族の方々がパールやジェットのブローチや三連の豪華なパールのネックレスを着用されており、やはり海外は違いますね。

冠婚葬祭だけのパールのネックレス???

でも、決して冠婚葬祭だけではないはずのあこやパールのネックレス。上品で美しいため正式なフォーマルなお式にはよく着用されます。
皇室のイメージでもあります。
ベビーパールや淡水真珠など自由度の高い真珠はファッションに合わせられて楽しいですが、シンプルなあこやパールの6〜8ミリのネックレスは少々堅苦しさを感じてしまう

そのような実情の中のあこやパールのネックレスのご相談ですが、せっかくのパール、普段でもなるべく使える方法を考えてみました。

パックボールを使う活用法

ご相談者さまに戻ります。
100センチの長さがあるのでお二人分の50センチで分けます。
通常のショートネックレスは38センチ〜40センチですので10センチほど長くなります。
全長50センチは、首の中心から9センチほど下がります。

冠婚葬祭にも使えて、普段も使える50センチ長さのネックレスの活用法

長さを変える方法として留め具と替えることがあります。

今回は、パックボールという留め具を使います。
文字通り、真珠をパクッと挟むことができる機能が付いています。

この留め具を取り付けるとTPOによってシーンの使い分けができます。

① パールを挟むことができるので、適当な長さのところでパクッと挟んで掴みます。
Y型のネックレスができます。

② 一連に見える。重ねたところを後ろに回します。

   

③ 重ねたところを見せる。前に持ってきます。

  

④  そして、ブレスレットも可能です

画像では金色ですが、お葬儀では派手になってしまいますので、銀色かホワイトゴールドが良いかと思います。

この挟み方以外としては、他のパックボールネックレスと繋げられて長くできます。

以上、パーツをご紹介しました。私も考える良い機会となりました。次世代に繋げていけるネックレス、大切にしたいです。

パーツのみの値段

シルバー製にゴールドめっき 6,5〜7.0mmの珠用 (幅13mm、高さ9mm)
 2 ピース→7600円(税込8360円)
*ペアでの価格
*ロジウムめっきも同じ値段
K18 ゴールド製 6.5〜7.0mmの珠用 シルバーと同じデザイン
1 ピース→ 32000円(税込35200円)注意⚠️パーツひとつの価格です。

K14 ホワイトゴールド製 上記と同じサイズ
1ピース→ 24000円(税込26400円)

加工費用

真珠専用の糸で連組みします。
糸替えの価格 70センチまでは5000円(税込5500円)
ネックレス料金表はこちら

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